バイナリーオプションは本当に稼ぐことができるのか?
近年、人気が上がってきているバイナリーオプションですが、いったいどこが人気の秘密なのでしょうか?
やはり「上がる」のか「下がる」のかを予想するだけというシンプルな選択肢しかないわかりやすさが魅力的なのではないかと思います。
選択肢が二択しかないということは、単純に考えて勝率は50%です。
これを低いと考える人もいるかもしれませんが、なかなか50%で勝てる勝負というのはありませんよ。
例えば、宝くじは一等どころか、買った金額が戻ってくる最下位の賞ですら当たる確率は10%しかありません。
10倍に増やせる確率はわずか1%にすぎません。
確率の話だけだとわかりづらいかもしれませんので、今回はバイナリーオプションでは具体的にどれぐらいの金額を勝つことができるのかを考えてみたいと思います。
さらに、どこの会社を選んだらいいのかも紹介しますので、興味のある人は参考にしてみてください。
ペイアウト率って何?
具体的な金額を考える前にまずはペイアウト率について考える必要があります。
参考:ペイアウト(配当率)とは
これは予想が当たったときに払い戻される金額のことで、この数字が高いほど効率のいい運用が可能です。
バイナリーオプションでは1.8倍から1.9倍ぐらいのペイアウト率であることが多いです。
ペイアウト率を考えなければ、基本的なハイアンドロー取引では2倍になって戻ってきますので、勝率が50%を超えた分だけ利益となります。
しかしペイアウト率が1.85倍だとしたら、50%の勝率で勝ったり負けたりしていると、ペイアウト率の分だけ少しずつ資金が減っていってしまいます。
55%の勝率なら利益を出すことはできますが、体感的にあまり増えたという感じはしないでしょう。
60%ぐらいの勝率でもイマイチで、勝率が70%を超えたあたりから急激に利益が大きくなります。
ですのでバイナリーオプションで稼ごうという人は、勝率が65%~70%を目標にするといいのではないでしょうか。
これぐらいの勝率で勝ち続ければ、いわゆる勝ち組という感じです。
実際にどれぐらい稼げるの?
さて具体的な金額を当てはめてどれぐらいの利益が出るのかを考えてみます。
前提条件として、1回の取引金額は10,000円、ペイアウト率は1.85倍、取引の回数は月に20回で、勝率は65%とします。
ちなみに月に20回の取引というと多いような気もしますが、平日に1日1回勝負するだけですので時間がなくても簡単です。
もしハイアンドローで予想を当てることができれば、10,000円は18,500円となって戻ってきます。
これがペイアウト率の考え方です。
20回勝負をして勝率が65%の場合には13勝7敗という勝敗になります。
これぐらいなら簡単に達成できそうじゃありませんか?
これでどれぐらいの利益になるのかというと、なんと1ヶ月で40,500円もの金額になります。
年間だと486,000円という大金です。
ちなみに勝率が60%だと毎月22,000円の利益で、勝率が70%だと59,000円の利益になりますから、このへんが大きな分岐点になっているのがよくわかると思います。
もちろん絶対に毎月これだけ稼げるとは限りません。
利益が出るどころか投資した資金を失ってしまう可能性もあります。
しかしバイナリーオプションの場合には1回ずつの勝負ですし、最大でも投資した資金以上に失うことはないので、様子を見ながら損失をコントロールすることができます。
今のトレンドは日本の業者よりも海外
実際にバイナリーオプションに参加するためには、証券会社を選ばなければいけません。
やはり日本人だと日本の証券会社を選びたくなりますが、バイナリーオプションの場合には海外のバイナリーオプションという選択肢も考えた方がいいと思います。
確かに日本でもGMOクリック証券などがサービスを提供していて、多くの日本人投資家がバイナリーオプションに参加しています。
しかし残念ながら、日本は規制が比較的厳しいため、GMOクリック証券なら2時間おきにしか取引をすることができません。
バイナリーオプションの魅力はその取引のスピーディーさにありますから、勝負の回数が限られてしまうのは魅力が半減してしまいます。
バイナリーオプションはもともと海外が本場ですし、積極的に参加するのであれば海外という選択肢も考えてみましょう。
海外のバイナリーオプションの業者の魅力は、最短で60秒という短い取引が可能なことや、取引の対象となる通貨ペアがとても豊富だということがあげられます。
GMOクリック証券の場合には通貨ペアは4種類しかありませんから、日本人でも今ではバイナリーオプションの主流は海外へと流れているようです。
もちろん海外には様々なバイナリーオプション業者がありますから、海外ならなんでもいいというわけではなく、海外業者の構造をきちんと調べて信用のできそうな会社を選ぶことがとても大切になっています。